「ソフトウェアファースト化」する自動車開発でデジタル時代を勝ち抜く【後編】いまや無視できない、自動車ソフトウェアにおける「ユーザー体験」

前編では、デジタル化が加速する今日の自動車業界のソフトウェア開発について紹介しました。今回は「ユーザー体験」の観点から、自動車のソフトウェアのこれからの姿を考えて行きたいと思います。 ユーザーに対する自動車の付加価値を、さまざまな側面からソフトウェアが大きく高めることは間違いありません。特に大きく影響する部分は、デジタル表示画面を中心とした、ユーザーインターフェース(UI)、またそれらを通じたユーザー体験(UX)でしょう。

「ソフトウェアファースト化」する自動車開発でデジタル時代を勝ち抜く【前編】 自動運転やコネクテッド技術がもたらす変化

近年、自動車の付加価値の大部分をソフトウェアが担うようになってきています。パワートレインをはじめとする車両システムの高度な連携・統合制御はもちろん、その上に成り立つ自動運転やADAS(Advanced Driver-Assistance Systems/先進運転支援システム)、バッテリー状態、ナビゲーションシステムなどさまざまな情報を集中的に表示する画面、音声による入出力機能など、いずれも高度なソフトウェアが必要です。