第 2 回【身近なところにDXC】クルマの安全と快適性を支える “制御”の仕組みがピンチ!?

※本稿は 2020年7月27日に加筆しています 自動車を走らせるためのパワートレインシステムは、エンジン、ミッション、ブレーキ、リチウムイオンバッテリーなどの高度な連携によって成り立っています。これらの制御は「電子制御ユニット(Electronic Control Unit: ECU)」と呼ばれるコンピューターが担っています。そして、その制御プログラムとデータ(=「HEXファイル」と呼ばれます)は、近年ますます大規模化しています。 経済産業省の資料によると、一台のクルマのソース総行数は、2016年に1億行に至っており、戦闘機(2,400万行)や携帯電話のOS(1,200万行)を、遥かに超えてしまっているそうです。2007年には、1,000万行だったそうなので、今後の自動運転や運転支援システムを考えると、電子制御の複雑性は、さらに加速していくことは間違いありません。 というわけで、第2回も自動車業界の話をお届けします。